Monday, February 15, 2010

12月23日、24日 Rovaniemi 2 - Snowmobile and Husky Sled

次の日は"Snowmobile Safari to the Husky Man's Camp"というアクティビティーに参加した。スノーモービルに乗ってハスキーファームに行き、ハスキー犬の引くソリに乗ったり、ハスキー犬について学んだりしてから、スノーモービルでまた帰ってくるというものだ。


バイクに乗って走るのと一緒で風に激しく当たるので、しっかり防寒。


ちなみにスノーモービル、運転免許を持っていないと乗れない。国際運転免許証がなくても、自分の国で有効なものを保持して入れば良いということで、私も運転することができた。


とはいっても、車はいっぱい運転していても、バイクに乗ったことはない。二人組で乗るので、最初はバイクの経験がある人に運転してもらった。最初に氷った湖の上を走る。いきなりひびが入って水の中に放り込まれないか、ヒヤヒヤドキドキしたが、当たり前のように前方をスースーと走るコンダクターを信じて進んでいった。10分くらい湖の上を走った後、次は森の中に入っていった。けっこうボコボコしていて、ハンドルの操作には力が要り、大変そう。途中で五分ほど休憩し、30~40分くらいかかってようやくハスキー犬のところに到着した。行く途中、前日行ったサンタクロース村の裏を通った。

着いて少し順番を待ってから、ソリに乗り込んだ。ハスキースレッド、いざ出発!












…サンタクロース、絶対トナカイよりもハスキー犬を雇った方がいいと思う!(笑)


スレッドを体験した後は、暖炉が焚いてあるこの小屋の中に入り、お茶を飲みながらハスキー犬についての話を聞いた。

ハスキー犬と言えばアラスカなのだが、アラスカのハスキー犬は現在ほとんどが雑種で(その方が体力があって足がもっと速いらしい)、フィンランドのハスキー犬だけが純血種のものとのこと。


ハスキースレッドでは普段、メスとオスを同じスレッドで平等な数扱っているが、今の時期は繁殖期のため、一緒に働くと大変なことに(?)なるらしく、メスだけ使っているらしい。

ここのハスキーファームでは引退したハスキー犬たちも大切に面倒を見てあげている。

赤ちゃんを胸に、ぐったりとしているハスキー犬のメスも見かけた。
ハスキー犬と十分に触れ合った後、帰路についた。

森の中はやはりコントロールが難しいということで、スノーモバイルには湖で挑戦することに。

なかなか決まってるでしょ。

うん、でもコンダクターの人が方向転換をしたときに、それについて行こうとして暴走しかけ、怖くなって、すぐ運転を交代してもらった^_^;


スタート地点に戻ってきて、リュックサックに入れていたペットボトルを手に取ってみると、水が氷っていた:-O

次の日24日、朝七時にロヴァニエミを発ち、ヘルシンキへ帰った。(クリスマスイヴのため、その日唯一の列車だった。)

約二日間という短い滞在だったが、サンタにも一応会えて、スノーモービルやハスキースレッド等、ラップランドでのみの体験もできたので、大満足である。

Sunday, February 14, 2010

12月21日、22日 Rovaniemi 1 - Santa Claus Village

12月21日、午後10時半頃、ロヴァニエミ(Rovaniemi)を目指して夜行列車で出発した。ロヴァニエミはフィンランドの北の方、北極線のすぐ下にある町だ。私がロヴァニエミを知っているのは、高橋絵里香著「青い光がみえたから―16歳のフィンランド留学記」という本の中で、著者の留学先がロヴァニエミだったことからであるが、一般的にはサンタクロース村があるところで有名である。



次の日の朝8時ごろ目が覚めると、外はきれいな雪景色が広がっていた。



10時間程かけて、ようやくロヴァニエミに到着。
午前11時頃なのだが、日照時間が最も短い時期なので、薄暗い。                                       
ホテルに荷物を預けてから、早速お目当てのサンタクロース村へ向かった。シティセンターからはサンタエクスプレス(Santa's Express)というバスが出ている。


入口を突き進むと、村のメインである、サンタクロースの家が現れる。

家に入る前に、門番をしている巨大雪だるまにハグ♥
かわいそうに、防寒着のマフラーまで凍ってしまっている。


家の中に入ると… 左はカフェ・レストラン、右はおみやげ屋さん。いったいサンタクロースはどこなの~~??


「サンタクロースに会いたい人はこちら」というサインを見つけて入っていくと、全然サンタクロースと関連付けられないディスプレイが続いて、やっと明るみに出たと思ったら、サンタクロースとの写真撮影会場に到着。(Santa's Officeとは呼んでいるみたいだけれど。)

サンタクロースに会う=写真、で終了なのかい↓ 

まあ、こんなものか… ということで少し並んで撮影のお部屋に入った。

まずサンタクロースと握手 -「ハロー、ハロー。」
サンタクロース (S) "Where are you from?"
私 "I'm from Japan."
S "Konnichiwa! Hajimemashite."
私 "Wow, konnichiwa. You speak Japanese!"
S "Sukoshi dake. So where in Japan are you from?"
私 "Well, you probably do not know, but I'm from Miyazaki."
S "Of course I know! I have visited many places in Japan. I have been to Yokohama, Fukuoka....."
私 "That's right... you are Santa Clause! You have been everywhere!"
S "Do you know Kojima Yoshio?"
私 "Yes...? How do you know?!"
S "Sonnanokankei ne~~ Sonnanokankei ne~~♪"
私 "Oh my gosh..."
S "Do you know Edo Harumi?"
私 "Yes...?"
S "(with his thumbs up,) Goo g goo g goo~~♪"
私 "Wow... I can't believe it!!"
S "and you know Daigo?"
私 "Aha...?"
S "(with his arms crossed,) WISH!"

とても不思議な会話を交わして、写真を一緒に撮った。サンタさんにさよならを告げて先へ進むと、写真を購入する場所に出た。一番最初に勧められたのが、サンタクロース村の写真、サンタさんとの写真、そしてサンタさんとの会話を収録したUSBメモリ。80ユーロ(約一万円)もするというので、とんでもな~いということで、20ユーロの写真だけにしておいた。これでも高いけれど、記念ということで。

サンタクロースが日本語を話したことに驚いたと同時に、サンタクロースってあんなにおしゃべりだったんだ…という印象を受けた(笑)。あの高価なUSBメモリを売るのに一生懸命だったのかなと思いつつ、Santa's Officeを後にした。

サンタが日本のネタを持っていることと、おみやげ屋さんに日本語のパンフレットや本等が売っていることから、日本人観光客が非常に多いと見られる。

サンタクロース村というくらいだから、サンタクロースがあちこちにいるのを想像していたのだけれど、村にいるサンタクロースは、あの"写真用"サンタだけだった。


(←午後三時ちょっとすぎなのに、もうこんなに暗い。)

村の中を少し歩いてみると、Reindeer(トナカイ) Rideを発見したので、乗ってみた。

これが意外と、非常にのんびり&ゆっくりで、「これでサンタクロースは何軒も一晩で回れるんかい~」と思ってしまった(笑)。

おまけにマイナス15度という気温の中、足を前に伸ばした状態で、8分くらいじぃ~っと乗っていたもんだから、靴下二枚履いていても、つま先が凍りそうなくらい痛かった。
寒さに耐えきれず、ショップ兼カフェに駆け込んだ。

前回紹介した、クリスマスドリンクのグロッギがあったので、それを注文。クリスマスに食べるという生姜のクッキーも一緒に出てきた。


壁に日本語を発見。いったいどれだけ多くの日本人がここを訪れているのだろうか…。






サンタクロース村から手紙を出すと、Arctic Circle(北極線)と書かれているスタンプが押されるということで、帰り際家族にポストカードを出した。

東京まで7340km。 12月22日、北極線を越えました。