フィンランドの高校の伝統的なアクティビティーの一つで、高校最終学年三年生の生徒たちが、大学の一斉試験のための自習期間に入る前、最後の登校日を祝う行事のことを言う。地域によって祝い方は違うが、ヘルシンキではヘルシンキ内外の高校三年生たちがトラックに乗って集まってくる。お昼頃から段々集まり、午後二時ごろにはエスプラナーディ通りが各高校のトラックでいっぱいになり、その周りにはたくさんの見物人が。トラックには各高校・クラスのスローガンが書かれてある板や布が掲げられており、生徒たちはお菓子を道端、見物人に向かって投げながらどんちゃん騒ぎをする。
この最終登校日のお祝いは長い間学校内外で受け入れられていて、フィンランド人はトラックに乗った卒業生を見るために通りに集まり、いわゆる不作法とか不品行というのは許容されている。トラックから学生が転落するということは時々あるけれど、大事に至るような事故は起きたことがないらしい。
お昼の時間が空いていたので、大学からエスプラナーディ通りまでちょっと歩いて行ってみた。たくさん人が集まっていて、学生が投げるキャンディーなどを一生懸命拾っている人も結構いた。私は高校生たちを見ながら、「若いな~。高校時代に戻りたい。」と思いつつ、活気のあふれる彼らを見ているうちに、いつの間にか自分の顔に笑みがこぼれていた。私も、まだこれからだ、と元気をもらったひと時だった。
以下はビデオと高校生たちの写真。スローガンのイラストに日本のアニメキャラクターなどを取り入れているものを結構見かけた。
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