コートが空いてるかも、ラケットとボールを借りれるかも分からなかったけれど、一か八かでテニスコートへ行ったら、本当に実現したのだ。
成美はテニスは初めてだったけれど、初心者にしてはとても上手だった。みちもカウントの仕方を知っていたので、みんなで楽しむことができた。
夜はニッポリ(Nippoli)のサウナパーティーに行った。ニッポリはヘルシンキ工科大学の日本語の(日本好きな)学生の会。早稲田大学に今年の七月まで留学していたレーナとヨハンナに紹介してもらって、このパーティーに参加した。

ヘルシンキ大学交換留学体験記
日本人ならばビザは不要。行き帰りのフェリーの切符は16ユーロから35ユーロほど。フェリーの会社によって、かなり異なる。所要時間が長いほど安く、短いほど高い。私たちが乗った所要時間二時間のフェリーの往復切符は30ユーロ。約四千円である。
ヘルシンキと比べると、タリンは物価が低いので、ヘルシンキから空のスーツケースを持って行き、タリンでスールケースいっぱいのアルコールを買って日帰りする人も少なくない。
午後から雨が降るということで、実はまた延期になりそうだったのだけれど、「私は晴れ女。」と言い張る(?)成美に天気を任せて、決行することになった。
最初は、アルバロ、ダヴィッド、成美、私の四人で行く予定だったけれど、同じ授業をとっている香港出身のキンと、成美の友達みちも加わった。朝6時15分に集合で、港に向かい、無事7時30分のフェリーに乗り込むことができた。
フェリーを降りて旧市街に向かって歩いて行くと、途中でこれが目にとまった。"MOESALONG" - どういう意味なんだろうか。エストニア語らしくて、インターネットで調べても意味が出てきてない。でも「〇〇 Moesalong」というようなウェブページは出てきたので、見てみると、どうやら衣装を貸すか売るか、またはスタイリストの店のような印象を受けた。
さて、本題に戻り、旧市街。ここが旧市街への入口のようなところ。左手には花屋さんがズラリと並んでいて素敵。 ちょっと歩いて行くと、独特な建物が並ぶ旧市街に入る。
旧市街には教会もたくさんある。これは帝政ロシア時代の1901年に建てられたロシア正教の教会。
実は先日ポルヴォーに行った際に、お店で1,50ユーロくらいのラッキーボックス(ミニ福袋みたいなもの)を見つけたので、成美と一緒にアルバロとダヴィッドにプレゼントした。港を間違ってアンラッキーな日だったので。
そしたら、そのお返しに、と黄色いバラを一本ずつプレゼントしてくれたのだ。スペインではバレンタインデーによく女の子にお花のプレゼントをするらしい。それにしても、男の子からお花をもらうのは嬉しい。
ところで!タリンはハイテクで国際的な街でもあって、インターネットのコミュニケーションプログラムであるスカイプ(Skype)はタリンで開発されたらしい。
タリンに行くために朝9時15分集合で港に行ったのに、自分たちの乗りたいフェリーの会社のある港とは違うところに行ってしまい、急いで正しい方の港に向かったが、事遅し。10時30分のフェリーに乗れず、次のと言っても午後2時半発で、それだとタリンにいる時間が短くなってしまうので、諦めて次の月曜日に行くことに。
せっかく、小旅行を楽しみにしていたので、代わりにポルヴォー(Porvoo)に行くことにした。
ポルヴォーはフィンランドで二番目に古い町で、ヘルシンキからバスで約一時間のところにある。
スウェーデン語のボルガが町の名の由来で、「川の要塞」という意味があり、実際、11世紀頃に木造の要塞が造られていたけれど、16世紀初めに壊され、木造だった家屋も戦争や火災によって何度もダメージを受けているらしい。
人々が移住し始めたのは14世紀頃。時は経っているとはいえ、町全体に昔の面影があって、建物一つ一つが可愛く、おしゃれ。
写真(下)の右に見える大きな建物がポルヴォー大聖堂。
大聖堂とは言われているけれど、やや素朴な感じ。でも、もともと大聖堂というのは、ある特定の地域の中で、主教座があるメインの教会のことを言うらしい。この大聖堂も、最初に建てられた1450年代は普通の教会だったのが、1723年に大聖堂になったみたい。
それにしても、いい天気だったな ^_^