Tuesday, September 29, 2009

9月25日 Tennis & Sauna Party

ついに、フィンランドでテニスをすることができた。海外でするのは初めてだ。

コートが空いてるかも、ラケットとボールを借りれるかも分からなかったけれど、一か八かでテニスコートへ行ったら、本当に実現したのだ。 カルロス・フェレーロ(Juan Carlos Ferrero)やナダル(Rafael Nadal Parera)の出身地スペインから代表アルバロとダヴィッドが、日本からは私、成美、みちが出陣。

アルバロはここ五年くらいテニスをしていないとは言えども、やはり経験者。二ゲーム先取で私が負けた。年齢と体格だけでなく、質問するとよく説明してくれたり、自国の歴史について詳しかったり(スペインのコルドバ出身)、時々批判的であったりするところが、私の兄に似ている。テニススタイルもなんとなく似てる。

ダヴィッドは何回かしかテニスをしたことがないというけれども、勘がよくて、ナダルを見ているようだった。スペインの北部にあるレオン出身で、日本の感覚でいったら九州か北海道出身のような感じ。みちがダヴィッドのことを「きもかっこいい」と言ったのには納得。楽観的で、パーティーが大好きな青年である。笑



成美はテニスは初めてだったけれど、初心者にしてはとても上手だった。みちもカウントの仕方を知っていたので、みんなで楽しむことができた。


夜はニッポリ(Nippoli)のサウナパーティーに行った。ニッポリはヘルシンキ工科大学の日本語の(日本好きな)学生の会。早稲田大学に今年の七月まで留学していたレーナとヨハンナに紹介してもらって、このパーティーに参加した。
ヘルシンキ工科大学が所有するサウナコテージのようなところで行われ、日本に興味のある(留学に来たことのある人も多数)フィンランドの学生とフィンランドにいる日本人学生が集まった。

サウナは男女別だったけれど、実際は「女性専用」と「男女共同」という分け方をしていて、話を聞くと、仲の良い友達だったら、男女一緒に入ることも普通にあるらしい。フィンランドのサウナは日本の倍熱い気がする。サウナは会話を楽しむ場でもあって、とてもくつろげる。真冬になるともっとサウナが気持ち良くなるんだろうな。 ところで、こちらのハチマキをつけている人は、"Creating A Webmagazine"という私と成美がとっているクラスの先生。おそらく元々ゲームおたくで、日本に興味を持っている。クラスの後に、今夜は日本が好きなフィンランド学生とのパーティーがあると話したところ、大変興味を持ち、友達を誘って参加してくれた。日本に旅行に来た時に買ったという金箔入りの焼酎と「闘魂」と書いてある日本ハチマキを持参。この焼酎はなかなかおいしかった。

Monday, September 28, 2009

9月21日 Tallinn

バルト三国の中で最も北に位置するエストニア。首都タリンはフィンランド湾をはさんでヘルシンキに面し、タリン旧市街は世界遺産に登録されている。日本で言えば、京都とのようなところ。

日本人ならばビザは不要。行き帰りのフェリーの切符は16ユーロから35ユーロほど。フェリーの会社によって、かなり異なる。所要時間が長いほど安く、短いほど高い。私たちが乗った所要時間二時間のフェリーの往復切符は30ユーロ。約四千円である。

ヘルシンキと比べると、タリンは物価が低いので、ヘルシンキから空のスーツケースを持って行き、タリンでスールケースいっぱいのアルコールを買って日帰りする人も少なくない。

午後から雨が降るということで、実はまた延期になりそうだったのだけれど、「私は晴れ女。」と言い張る(?)成美に天気を任せて、決行することになった。















最初は、アルバロ、ダヴィッド、成美、私の四人で行く予定だったけれど、同じ授業をとっている香港出身のキンと、成美の友達みちも加わった。朝6時15分に集合で、港に向かい、無事7時30分のフェリーに乗り込むことができた。


フェリーを降りて旧市街に向かって歩いて行くと、途中でこれが目にとまった。"MOESALONG" - どういう意味なんだろうか。エストニア語らしくて、インターネットで調べても意味が出てきてない。でも「〇〇 Moesalong」というようなウェブページは出てきたので、見てみると、どうやら衣装を貸すか売るか、またはスタイリストの店のような印象を受けた。


さて、本題に戻り、旧市街。ここが旧市街への入口のようなところ。左手には花屋さんがズラリと並んでいて素敵。 ちょっと歩いて行くと、独特な建物が並ぶ旧市街に入る。













旧市街には教会もたくさんある。これは帝政ロシア時代の1901年に建てられたロシア正教の教会。

なんとなく惹かれる光景。




"To Kill A Mockingbird"に出てくる木のような、穴のあいた木も見かけた。



実は先日ポルヴォーに行った際に、お店で1,50ユーロくらいのラッキーボックス(ミニ福袋みたいなもの)を見つけたので、成美と一緒にアルバロとダヴィッドにプレゼントした。港を間違ってアンラッキーな日だったので。

そしたら、そのお返しに、と黄色いバラを一本ずつプレゼントしてくれたのだ。スペインではバレンタインデーによく女の子にお花のプレゼントをするらしい。それにしても、男の子からお花をもらうのは嬉しい。

天気はスーパー成美のおかげで、本当に晴れた:)

ところで!タリンはハイテクで国際的な街でもあって、インターネットのコミュニケーションプログラムであるスカイプ(Skype)はタリンで開発されたらしい。

Sunday, September 27, 2009

9月14日 Porvoo

ヘルシンキからフェリーで早くて二時間で着くというエストニアの首都タリン。成美とタリンについて話していたら、たまたまアルバロとダヴィッドが授業のない月曜日にタリンに行くという話を聞いて、私たちも一緒に行くことにした。

タリンに行くために朝9時15分集合で港に行ったのに、自分たちの乗りたいフェリーの会社のある港とは違うところに行ってしまい、急いで正しい方の港に向かったが、事遅し。10時30分のフェリーに乗れず、次のと言っても午後2時半発で、それだとタリンにいる時間が短くなってしまうので、諦めて次の月曜日に行くことに。

せっかく、小旅行を楽しみにしていたので、代わりにポルヴォー(Porvoo)に行くことにした。


ポルヴォーはフィンランドで二番目に古い町で、ヘルシンキからバスで約一時間のところにある。






スウェーデン語のボルガが町の名の由来で、「川の要塞」という意味があり、実際、11世紀頃に木造の要塞が造られていたけれど、16世紀初めに壊され、木造だった家屋も戦争や火災によって何度もダメージを受けているらしい。




人々が移住し始めたのは14世紀頃。時は経っているとはいえ、町全体に昔の面影があって、建物一つ一つが可愛く、おしゃれ。







写真(下)の右に見える大きな建物がポルヴォー大聖堂。

大聖堂とは言われているけれど、やや素朴な感じ。でも、もともと大聖堂というのは、ある特定の地域の中で、主教座があるメインの教会のことを言うらしい。この大聖堂も、最初に建てられた1450年代は普通の教会だったのが、1723年に大聖堂になったみたい。

それにしても、いい天気だったな ^_^


Sunday, September 20, 2009

9月12日 Suomenlinna


土曜日、ヘルシンキのマーケット広場のある港(大聖堂のすぐ近く)から小さなフェリーで15分、スオメンリンナ島(要塞)に初上陸した。フェリーでNasdaq OMXで働いているというアルメニア出身の人に声をかけられ、途中まで三人で一緒に島を散策した。


スオメンリンナ島はかつてスウェーデンとロシアの要塞だったため、防御壁が張り巡らされいる。スウェーデン・ロシア戦争(第一次はスウェーデン側、第二次はロシア側が占領)、クリミア戦争、フィンランド国内戦争(捕虜を収容)で重要な舞台となった。












悲惨な歴史が刻まれた島ではあるが、現在は大砲や砲台が当時のように残されていながらも、博物館や教会、レストランが緑の中に点在する美しい公園となっており、世界遺産にも登録されている。

小さな子どもがいる家庭のみ、という条件で島には約850人の市民も住んでいる。



帰りのフェリー。車も一、二台乗せられる。